Gateway to fringe Japan

fringe Japanはイギリス、スコットランド、エディンバラで毎年8月に開催されている “世界最大の舞台芸術祭 Edinburgh Festival fringe” で活躍するアーティストを紹介し、世界中の観客とアーティストを繋げるだけでなくアーティスト同士の架け橋となり、舞台芸術を通じて日本とエディンバラの架け橋になる活動をしています。

In 2022, fringe JAPAN will return in person in Edinburgh!

FAQ

毎年8月にイギリス、スコットランドの首都、エディンバラで開催される世界最大の舞台芸術祭です。

近年は約70カ国から25,000人以上のアーティストが参加し、開催されるイベントは5,000以上、観客は440万人を超え、エディンバラの街全体がフェスティバル一色に染まります。

例年、8月中の約3週間がフェスティバル期間となりますが、年によっては7月の最終週から始まることや9月の数日間が最終日になることもあります。期間中に1日しかやらない団体もあれば、Full runと言って全期間公演をする団体もいます。

正式な開催期間は前年度のフェスティバル期間中に発表されます。

エディンバラの魅力を一言で伝えるのは難しいですが、エディンバラ大学とエディンバラ城を中心とした街並みは、治安もよく多くのフェスティバルをやっている文化芸術の街です。石と煉瓦で造られた街は夏でも20度前後しか上がらずほとんど曇りか雨ですが、街自体が世界遺産に登録されており伝統と歴史の街でもあります。

エディンバラに行ったことのない人に一言で説明すると「ハリーポッター(J. K. Rowling)が生まれた街」とお伝えします。少し前の映画ですが、トレインスポッティングにもエディンバラの街がたくさん出てきます。

ジャンルでいうと、いわゆる舞台劇のTheatre、音楽などのMusic、ダンスなど身体だけで表現するPhysical Theatre、マイク一本で喋りまくるComedy、Kids show、Cabaretなどに分かれていますが、実際はさらに細かく細分化されており、独り芝居のsolo showや政治色の強いもの、Sick theatreと呼ばれるような治療などに活用されている手法を紹介するものなど本当に様々です。

アイスリンクを使ったスケートショーやプロレスをやっていた年もありました。また、イマーシブシアターと言われる観客が歩き回る作品で野外を歩き回ったり、道端に置かれたコンテナの中で紙芝居をやっているカンパニーなどもいて本当になんでもありです。

近年のEdinburgh Festival fringeで劇場(会場)として機能している場所は約300以上あります。

そのほとんどは常設の劇場ではなく、普段は教会や大学、ホテルや店舗、広場に建てられたテント、はたまた個人の家など、ありとあらゆる場所がパフォーマンスの場としてフェスティバル期間中に”劇場”になります。

面白いところだと、「劇場=あなたが指定した場所」という作品もあります。

その年にもよりますが、約3週間の間に約330ほどの会場(劇場)で、おおよそ3500団体(劇団)が、大体50000ステージを行います。

5万ステージです。全ての作品を観るのは物理的に不可能です。

公演プログラムは雑誌並みに分厚いですし、どれを観ればいいのか判断するのも一苦労です。

1947年に戦争で失った芸術文化交流を目的に “エディンバラ国際フェスティバル” が開催されました。その時にその公式プログラムに招待されなかった8つのアーティスト団体が「周辺 (fringe=フリンジ)」 で自主公演を行ったのが “Edinburgh Festival fringe” の始まりです。

1958年にはフェスティバル・フリンジ・ソサエティが組織され、今では70年以上歴史のある参加団体、観客数共に世界最大の舞台芸術の祭典となっているのです。

違います。

日本ではfringeに参加した団体を「エディンバラ国際演劇祭に参加しました」と間違えて紹介しているものが多数見受けられます。「Edinburgh International Festival」と「Edinburgh Festival fringe」は同時期(毎年8月)に開催されますが、運営組織も参加団体も全くの別物です。

また、日本のメディアではエディンバラ コメディフェスやエディンバラ国際演劇祭など名称が間違っていたり、混在して紹介されていることが多々あります。fringeに参加した団体(アーティスト)本人ですら間違えてたりしますので、気をつけましょう。

世界的に有名な人で言えば、モンティパイソンやMr. Beanのローワン・アトキンソンやエマ・トンプソン。日本人のパフォーマーではパントマイムの「が〜まるちょば」が有名ですね。

戯曲ではトム・ストッパード作「ローゼンクランツとギルデンスターンは死んだ」や、最近ではフィービー・ウォーラー=ブリッジの「フリーバッグ」があります。

ここでは挙げられないほど多くの作品とアーティストがfringeと関係があります。しかしながら有名無名関係なく、世界中のアーティストが作品を発表する場なのです。

1, スコットランドのエディンバラで開催されている “エディンバラ演劇祭”

2, ルーマニアで開催される “シビウ国際演劇祭”

3, フランスのアヴィニオンで開催される “アヴィニョン演劇祭”

※アヴィニョン演劇祭にイン(招待制)とオフ(自主公演)があるように、エディンバラ演劇祭も “International”と ”fringe” があり、ここで言うエディンバラ演劇祭は通常 “Edinburgh Festival fringe”を指す。

Edinburgh Festival fringeは舞台作品を上演するだけではありません。

むしろ作品の上演、鑑賞はEdinburgh Festival fringeの一部であり、実際はアーティストだけしか参加できないセミナーや、特定のプロデューサーだけが集まる勉強会、世界中のバイヤーやジャーナリストを集めたプレゼンなど、期間中にはエディンバラ大学を中心に様々なプログラムが開催されており、世界中の舞台芸術の関係者の交流の場として機能しているのです。

世界最大の舞台芸術フェスティバルでありながら、世界一過酷なフェスティバルとも言われるEdinburgh Festival fringe。日本ではまだ情報が少なく、参加したくてもその方法がわからない舞台芸術関係者もたくさんいると思います。

私たちは自らが上演してきた経験と共に、フリンジ・ソサエティとのコネクションや現地のネットワークを活かしアーティストのお手伝いもしています。プロデュース、ダイレクション、コーディネートなどご要望にも対応いたしております。

We are expecting your participation!

エディンバラ フェスティバル フリンジジャパン実行委員会

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